目 次
序章 解雇予告除外認定制度の活用と早期認定を目指して…………13
1 解雇予告制度
第1項 解雇予告期間…………20
1 解雇とは…………20
2 労働契約の解約申入れ期間…………21
3 期間の定めのある労働契約の途中解約…………23
4 解雇予告期間に関する労働基準法による修正…………25
5 解雇予告期間の短縮…………27
第2項 解雇予告の実務…………29
1 解雇予告の方法…………29
2 解雇日の特定…………31
3 解雇予告の取消し…………32
4 予告した解雇日の変更(繰下げ)…………33
5 予告した解雇日の変更(繰上げ)…………34
6 解雇日を特定しない解雇予告…………36
第3項 解雇予告期間中の労働関係…………39
1 解雇予告期間中の労働関係…………39
2 誠実勤務義務、兼職等…………39
3 勤怠控除…………40
4 年次有給休暇…………41
5 休業手当…………42
6 懲 戒…………43
7 懲戒解雇…………44
第4項 解雇予告手当…………46
1 解雇予告手当とは…………46
2 解雇予告手当の支払時期…………47
3 解雇予告手当の支払方法…………48
4 解雇予告手当と相殺…………51
5 解雇予告手当の概算払い…………51
6 解雇予告手当の受領拒否…………54
第5項 解雇制限と解雇予告…………57
1 解雇制限…………57
2 打切補償…………58
3 解雇制限期間…………61
4 解雇制限期間と解雇予告との関係…………63
5 解雇予告期間中に生じた解雇制限理由…………64
第6項 解雇予告の適用除外…………66
1 解雇予告除外認定制度…………66
2 適用除外…………67
3 試用期間について…………68
4 1カ月、2カ月の行政通達…………70
第7項 解雇予告違反の罰則と付加金…………73
1 罰 則…………73
2 付加金の基本…………74
3 付加金支払いに関する裁判所の判断…………75
4 労働基準法20条違反の解雇の効力…………77
コラム 泥棒に追銭「なんちゅー法律ですかっ!」…………80
2 解雇制限、解雇予告除外認定制度
第1項 解雇予告除外認定制度…………82
1 解雇予告除外認定制度の条文確認…………82
2 行政官庁の認定…………84
3 除外理由があっても認定されない場合…………85
第2項 天災事変その他やむを得ない事由…………89
1 天災事変その他やむを得ない事由と除外認定…………89
2 「やむを得ない事由」とは…………90
3 「事業の継続が不可能となった場合」とは…………94
4 複数の店舗または工場等を有する場合等…………96
5 大震災と除外制度…………98
第3項 労働者の責に帰すべき事由…………103
1 労働者の責に帰すべき事由とは…………103
2 労働者の責に帰すべき6つの例…………105
3 刑法犯…………106
4 職場規律違反…………109
5 経歴詐称…………112
6 兼 職…………115
7 無断欠勤…………116
8 出退勤不良…………118
9 その他…………119
第4項 解雇制限・解雇予告除外認定申請…………122
1 認定申請の様式…………122
2 様式の記載方法…………126
3 認定申請と認定・不認定…………129
コラム 労働者による横領と最終賃金…………131
3 解雇権濫用法理と就業規則
第1項 解雇権濫用法理…………134
1 解雇事由の原則…………134
2 解雇権濫用法理に関する最高裁判例…………135
3 客観的に合理的な理由…………137
4 社会通念上相当性…………140
5 解雇権濫用法理の背景…………141
6 解雇回避努力の必要性…………142
第2項 解雇禁止事由…………145
1 解雇禁止理由…………145
2 差別的解雇禁止…………145
3 組合活動、休業等を取得したこと等を理由とする解雇禁止…………148
4 行政機関等への申請、申告を理由とする解雇禁止…………151
5 解雇権濫用法理との関係…………153
第3項 解雇と就業規則…………154
1 就業規則作成義務…………154
2 労働条件明示義務…………155
3 就業規則の直律的効力…………156
4 就業規則と普通解雇…………158
5 就業規則と懲戒解雇…………161
6 有効な懲戒解雇とするために…………162
7 諭旨解雇とは…………165
8 懲戒解雇事由と普通解雇…………166
9 予備的解雇…………168
コラム 就業規則の懲戒解雇事由…………170
4 解雇予告除外認定制度の実像
第1項 避けられる解雇予告除外認定申請手続…………172
1 解雇予告除外認定申請が活用されない現状…………172
2 解雇予告除外認定申請が活用されない理由…………173
3 解雇予告除外認定申請が避けられる理由の誤り…………174
第2項 解雇予告除外認定を受けない即時解雇…………179
1 解雇予告除外認定の性質…………179
2 解雇予告除外認定を受けない即時解雇と裁判例…………179
3 即時解雇と労働基準法違反…………181
4 事業所の判断…………183
5 就業規則に定める手続きとの関係…………184
6 解雇予告除外不認定の効力…………187
7 解雇予告除外不認定の意味…………188
第3項 解雇予告除外認定日と解雇日…………190
1 解雇予告除外認定と解雇の意思表示…………190
2 解雇予告除外認定申請前の解雇…………191
3 解雇予告除外認定を受けた後の解雇…………194
4 解雇予告除外認定申請後、認定を受ける前の解雇…………195
5 雇用保険喪失届、離職証明書作成の注意点…………197
第4項 不認定の取消しを求める裁判の可否…………202
1 不認定の影響…………202
2 不認定の取消しを求める方法…………203
3 行政訴訟裁判例(認めれられた例)…………204
4 行政訴訟裁判例(認めれられなかった例)…………207
5 解雇予告除外認定制度と行政訴訟…………208
コラム 認定基準通達との戦い…………209
5 解雇予告除外認定の申請実務
第1項 労働基準監督官の審査期間と審査方法…………212
1 解雇予告除外認定申請の提出書類…………212
2 申請と受付…………213
3 担当労働基準監督官による審査…………215
(1) 迅速な処理(審査機関)…………216
(2) 実地調査…………218
(3) 認 定…………220
4 解雇予告除外認定を受けやすい事案、そうでない事案…………221
(1) 労働者の責めに帰すべき事由による相違…………221
(2) 添付書類による相違…………222
(3) 対象労働者の認否による相違…………223
(4) 対象労働者の対応による相違…………223
第2項 解雇予告除外認定申請書の記載方法…………225
1 様式第3号の記載…………225
2 指定外事項の記載…………226
(1) 使用者職氏名…………226
(2) 社会保険労務士代行印…………226
(3) 事業所電話番号…………227
(4) 対象労働者電話番号…………227
(5) 事業所の担当者名…………228
3 様式第3号記載例…………228
第3項 解雇予告除外認定申請書の添付書類…………231
1 様式第3号の添付書類…………231
2 事業所に備え付けられている書類…………232
(1) 就業規則…………232
(2) 労働者名簿…………232
(3) 雇入通知書または労働契約書等…………233
(4) 出勤簿またはタイムカード、賃金台帳…………233
3 個別事案の関係書類の添付…………234
(1) 盗取、横領、傷害等刑法犯に該当する行為…………235
①事業所外で回収した売上金の横領、着服の場合…………236
②取引先に支払うべき金銭の横領、着服の場合…………235
③事務担当労働者による横領、着服の場合…………237
④飲食店、小売店等の売上金の横領、着服の場合…………238
⑤経費の不正請求の場合…………238
⑥通勤手当等の不正受給の場合…………239
⑦商品等の横領、横流しの場合…………240
⑧傷害、暴行の場合…………241
(2) 賭博、風紀紊乱により職場規律を乱す行為…………242
①ハラスメントがあった場合…………242
②飲酒運転があった場合…………243
(3) 経歴詐称があった場合…………244
(4) 兼職、二重就職があった場合…………245
(5) 2週間以上無断欠勤した場合…………246
(6) 出退勤不良の場合…………247
第4項 自認書の取り付け…………249
1 最も重要な添付書類…………249
2 自ら行為を認める書面の準備にあたって…………250
(1) 盗取、横領、傷害等刑法犯に該当する行為があった場合…………251
(2) 賭博、風紀紊乱により職場規律を乱す行為があった場合…………253
(3) 経歴詐称があった場合…………253
(4) 兼職、二重就職があった場合…………254
(5) 2週間以上無断欠勤があった場合…………254
(6) 出退勤不良である場合…………255
3 自認書の記載例…………255
資料1 自認書記載例(横領)…………256
資料2 自認書記載例(経歴詐称)…………257
4 自認書記載時の連絡事項…………258
第5項 「労働者の責に帰すべき事由」の詳細書面の準備…………259
1 添付資料の中心的書類…………259
2 準備書面の目的と様式…………260
3 労働者の責に帰すべき事由の説明…………261
(1) 事業所の情報…………262
(2) 対象労働者の情報…………262
(3) 具体的な説明…………263
コラム 退職勧奨と解雇予告除外認定申請の同時進行…………266
6 申請事例に学ぶ「労働者の責に帰すべき事由」の詳述書面
事例紹介について…………270
1 解雇予告除外認定申請の事例紹介について…………270
事例1 刑法犯(取引先に渡す手数料の着服)…………271
1 事例の概要…………271
2 準備書面…………272
3 補足説明…………278
4 認定基準通達の該当事由…………280
事例2 刑法犯(預かった荷物から現金盗取)…………281
1 事例の概要…………281
2 準備書面…………282
3 補足説明…………286
4 認定基準通達の該当事由…………287
事例3 職場規律(飲酒運転による死亡事故)…………288
1 事例の概要…………288
2 準備書面…………289
3 補足説明…………292
4 認定基準通達の該当事由…………293
事例4 職場規律(会社に損害を与える背信的行為)…………294
1 事例の概要…………294
2 準備書面…………295
3 補足説明…………300
4 認定基準通達の該当事由…………301
事例5 職場規律(保険関係者による保険金詐欺未遂)…………302
1 事例の概要…………302
2 準備書面…………303
3 補足説明…………311
4 認定基準通達の該当事由…………313
事例6 兼職、二重就職(就業時間中の兼職)…………314
1 事例の概要…………314
2 準備書面…………315
3 補足説明…………323
4 認定基準通達の該当事由…………325
コラム 認定書様式のいろいろ…………326
判例索引…………329
全国労働基準監督署一覧…………332