輸出免税対象なのに簡易課税選択し善管注意義務違反
福岡地裁令和5年6月21日判決
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国外関連会社のコンサル業務を営む国内企業の顧問税理士が、同社の業績が赤字であったにもかかわらず設立第1期・第2期は免税事業者を選択し、また同社の業務が輸出免税取引に該当するにもかかわらず第3期~第5期は簡易課税制度を選択したことにより、還付を受けることができなくなったとして、損害賠償請求訴訟を提起した。福岡地裁は、これらのことはすべて税理士の善管注意義務違反によるものと断定した一方、顧問契約上の賠償額制限条項の適用により、一部請求額を減じる判決を下した。
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