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税理士向けニュース記事

注目判決・裁決例(名古屋地裁令和6年6月22日判決)

2025年10月17日
無限責任社員の死亡でみなし配当・源泉徴収義務が発生
名古屋地裁令和6年6月22日判決(2)
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合資会社の無限責任社員が死亡。相続人は持分の払戻請求権をいったん共同相続した上で、約1億円と評価し、相続税の申告を行った。その前後で「払戻額を0円とする」旨の同意を交わし、評価を0円として更正の請求を行ったが、課税庁はシャットアウト。加えて課税庁は、死亡に伴う払戻請求権の取得により、被相続人の出資金額を超える部分についてみなし配当所得が発生し、会社側には源泉徴収義務が発生するとして相続人、会社に対し課税処分を行った。相続人と会社は処分の取消しを求めて訴えたが、名古屋地裁は払戻請求権を取得した以上、みなし配当と源泉徴収義務も当然に発生するとして、相続人の請求をいずれも棄却した。
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