5月21日
●「チャネラー」の脱税をめぐる裁判で判決
「チャネリング」と呼ばれる手法で顧客からの相談に応じていた「チャネラー千さん」ことY被告（49）が平成25年～27年の3年間で約1億3,000万円の所得を過少申告し、所得税計約4,800万円を脱税した罪で起訴されていた裁判で、千葉地裁は5月21日、懲役1年、執行猶予3年、罰金1,000万円の判決を言い渡した。

5月22日
●スパコン開発会社、助成金詐欺及び法人税脱税で初公判
スーパーコンピューターの開発会社、株式会社PEZY Computingの前代表取締役・S被告(50)らが新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の助成金約4億3,100万円を詐取し、詐欺罪及び法人税法違反罪で起訴されていた裁判の初公判が5月22日、東京地裁で開かれた。同社及びS被告は法人税法違反罪の一部について無罪を主張した。

●土木建築会社を脱税で告発
東京国税局は、土木建築工事や住宅の外構工事を請け負う有限会社八正建工神奈川西が架空の外注加工費を計上するなどの手口で約1億5,000万円の所得を隠ぺいし、法人税約4,000万円を脱税したとして、同社と代表のS(56)氏を横浜地検に告発した。

●競馬脱税の市役所職員、懲戒免職に
大阪府寝屋川市は5月22日、インターネットを通じた馬券の購入で当てた約3億円を申告せず、所得税法違反で有罪判決を受けた同市固定資産税課職員(48)を懲戒免職処分とした。

●乗馬クラブ社長を脱税で逮捕
千葉地検は5月22日、千葉県芝山町の乗馬クラブ運営会社、株式会社ニューオリンピックが平成26年12月～平成28年11月までの2年間に消費税と地方消費税計約2,700万円を脱税したとして、同社代表取締役社長・W容疑者(75)を逮捕した。

5月27日
●津島市、下水処理事業で消費税を申告漏れ
名古屋国税局は、愛知県津島市が下水処理施設「コミュニティ・プラント」事業に係る消費税を平成27年から平成29年までの3年間にわたり過少申告していたと指摘、更正処分と過少申告加算税の賦課決定処分を行った。津島市は申告漏れの消費税及び加算税504万円を納付するため、特別会計補正予算案を議会に提出する予定。