4月16日
●弁理士が経費水増しで6,800万円脱税
東京国税局は、「はづき国際特許事務所」の所属弁理士、Ｋ氏（59）が、架空の業務委託により経費を水増しし、平成27年～29年の3年間で所得約1億5,100万円を隠蔽し、約6,800万円を脱税したとして東京地裁に告発した。

●福島県の除染業者の高額役員報酬を否認
仙台国税局は、福島県の原発事故現場で除染事業を行う株式会社相双リテックが平成28年12月期までの3年間に支払った役員報酬約76億円を高額認定し、約30億円の申告漏れを指摘、約8億円を追徴課税した。同社はこの処分を不服として国税不服審判所に審査請求している。

●不動産会社が消費税の更正処分受ける
不動産業の株式会社アズ企画設計は4月16日、居住用収益不動産に関する消費税の取扱い（個別対応方式）について、関東信越国税局から更正処分を受けたことを公表した。同社はこの処分に対し、不服申立てを行う予定。
　関連サイト　https://ssl4.eir-parts.net/doc/3490/tdnet/1692917/00.pdf

4月18日
●元宝塚トップ女優の母親を脱税で在宅起訴
千葉地検は、元宝塚の女優、北翔海莉さんの母親でファンクラブ「ＫＡＩＲＩスピリッツ」を運営するＹ代表（67）が、ＤＶＤ・写真集やイベント等の売上を申告せず、所得税約4,700万円を脱税したとして、在宅起訴した。
　関連記事　http://www.horei.co.jp/zjs/information/detail.html?t=Topics&id=2880

4月19日
●人材派遣会社が仕入税額控除を不正に適用
名古屋国税局は、愛知県安城市の人材派遣会社、株式会社Ｕサービスが、派遣従業員の給与を外注費に偽装するなどの手口で消費税の仕入税額控除を不正に行い、平成28年9月までの3年間で消費税約1,700万円を脱税したほか、従業員の給与から源泉徴収して納付すべき所得税約1,200万円の納税も怠ったとして、同社と実質的経営者のＳ氏（37）を名古屋地検に告発した。

●鶏卵大手会長が7億円申告漏れ
関東信越国税局と金沢国税局は、鶏卵業大手のイセ食品株式会社（埼玉県鴻巣市）のグループ会社が約30年前に購入した米国ビルの売却益200億円を得て、売却益の一部が創業者のＩ会長（89）の個人口座に入金され、約7億円の申告漏れがあったと指摘した。
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