6月5日
●貿易業者が消費税4,000万円を不正還付
東京国税局は、福岡市の貿易会社「伊勢屋」と「プレミアムマリッジ」の実質的経営者・O氏(48)が、真珠等を複数にわたり海外に販売したように仮装し、消費税計約4,000万円の不正還付を受けたとして、東京地検特捜部に告発した。
6月6日
●ココイチ創業者が20億円申告漏れ
名古屋国税局は、カレーチェーン「CoCo壱番屋」を展開する株式会社壱番屋の創業者・M氏(70)の資産管理会社「ベストライフ」が、本来減価償却できない資産である「ストラディバリウス」「グァルネリ」等の楽器を減価償却していたとして、約20億円の申告漏れを指摘した。追徴税額は、過少申告加算税を含め約5億円とみられる。
●仮想通貨販売会社が9億円所得隠し
東京国税局及び沖縄国税事務所は、那覇市の仮想通貨販売会社、合同会社エクラドクールが、実体のない会社からの架空仕入れを計上する手口で、平成29年5月期までの2年間で計約9億円の所得を隠蔽していたと指摘。追徴税額は、重加算税を含め約3億円とみられる。
6月7日
●「セクキャバ」グループが5億円所得隠し
大阪国税局は、セクシーキャバクラ(セクキャバ)を営む「2キャバ大阪グループ」及び「ギルドグループ」が売上を申告せず、平成28年までの5年間で計約5億円の所得を隠していたと指摘した。追徴税額は、重加算税を含め約5億円とみられる。
6月10日
●アニメ制作会社が消費税3,000万円脱税
東京国税局は、アニメ制作会社、株式会社ティーエーピーが、中国等の国外業者に発注したアニメの原画等を国内の業者に発注したように仮装する手口で、平成30年6月までの2年間で消費税計約3,000万円を脱税したとして、同社と実質経営者のK氏(68)を東京地検に告発した。