9月9日
●持続化給付金不正受給で税理士らから聴取
沖縄県警は、新型コロナウイルスに伴う持続化給付金の不正受給に関与したとして、税理士ら2人から任意聴取した。計約1,800件の虚偽申請に関与し、手数料や着手金名目で給付額の3割程度を徴収、計約5億円を得ていたとみられる。

●自己啓発セミナーのトレーナーが5,600万円脱税で起訴
大津地検は、自己啓発セミナーのメンタルトレーナーの男（46）が、平成28年～30年にセミナー収入約2億1,100万円を過少に申告し、所得税約5,600万円を脱税したとして在宅起訴した。

9月10日
●ノーベル賞受賞の本庶氏が22億円申告漏れ
大阪国税局は、ノーベル医学生理賞を受賞した本庶佑京都大学特別教授が、小野薬品工業株式会社からがん治療薬「オプジーボ」の特許権使用対価支払を提示されたものの、対価が低すぎるとして受け取らず、同額が法務局に供託されたところ、供託金であっても所得に当たるとして申告漏れを指摘。過少申告加算税を含め約7億円を追徴課税した。

9月15日
●人材派遣会社が消費税4,800万円脱税
東京国税局は、横須賀市の人材派遣会社「ブリッジ」がコンサートの会場設営等にアルバイトを派遣し収益を上げていたものの、平成28年～30年12月期までの消費税の確定申告を一切行わず、消費税計約4,800万円を脱税したとして、同社と社長のＮ氏（51）を横浜地検に告発した。

●貴金属メーカーが3,800万円脱税
甲府地検は、甲府市の貴金属メーカー、株式会社エム・クラフトが平成28年～29年2月期に架空の材料費を計上する手口で計約1億5,400万円を隠蔽し、法人税等約3,800万円を脱税したとして、社長のＫ1容疑者（54）及び従業員のＫ2容疑者（38）を逮捕した。