2月3日
●長浜市が固定資産税等の算定ミス
滋賀県長浜市市税務課は、固定資産税と都市計画税に誤りがあったと発表した。対象地3か所で画地や路線の認定ミス等があり、ミスに基づいた税額を算定していたもの。過大徴収の返金対象者は16人で、計1,178万円余。過少徴収での追徴対象者は5人で、計約87万円余。

●名証2部上場の建設会社、ＯＤＡ事業で追徴課税
名古屋国税局は、徳倉建設株式会社（名古屋市中区）が平成31年3月期までの数年間で約3億円の所得を隠したと指摘した。政府の途上国援助（ＯＤＡ）事業関連でインフラ工事を行った際、現地のコンサルタント会社に支払ったコンサル料を工事経費として計上したことが仮装に当たるとされたもの。追徴税額は約1億円とみられ、同社は既に修正申告を済ませたとしている。

●つまみ申告で1億800万円脱税容疑の白菜農家を告発
関東信越国税局は、茨城県八千代町で農業を営むＦ氏（50）を脱税の疑いで水戸地検に告発した。白菜・キャベツ等農作物の売上げの一部をいわゆる「つまみ申告」により過少申告することで、平成30年までの3年間でおよそ1億7,600万円を隠し、所得税約7,000万円と消費税等約3,800万円を脱税した疑い。

●2,100万円脱税の高級外車販売会社と代表に有罪判決
松山地裁は、法人税法違反等に問われていた自動車販売会社、株式会社アール・ピー・エム（宇和島市）と代表取締役のＩ被告（60）に懲役8か月・執行猶予3年等の有罪判決を言い渡した。平成26年から3年間にわたり、販売用の中古高級外車7台を「業務で使用する」と偽って確定申告する等して、法人税等約2,100万円を脱税したもの。

2月4日
●「ギャラ飲み」キャスト女性申告漏れ報道
東京国税局が、いわゆる「ギャラ飲み」と呼ばれるマッチングサービスの運営会社に対し、昨年3月までに税務調査をしていたと報道された。サービスに登録している「キャスト」と呼ばれる20～30代の女性について、年間数百万円以上の報酬を得ながらも所得を申告していない者が少なくとも数十人確認されたという。