4月27日
●スルガスキームの不動産会社経営者らを脱税容疑で逮捕
東京地検特捜部は、架空の業務委託費を計上して所得を隠し、平成30年4月期までの3年間に法人税計約5億3,400万円を脱税したとして、ラッキー株式会社（東京都世田谷区）の実質的経営者・Ｅ容疑者（54）と経理部門責任者・Ｎ容疑者（47）を法人税法違反等の容疑で逮捕し、事務所等を捜索した。同社はスルガ銀行による不正融資で社会問題となったシェアハウスの土地売買や建設工事を手がけており、平成29年4月期の売上高は91億円に達していた。

●税理士事務所兼自宅で火災
午前6時頃、埼玉県越谷市相模町の小林悦也税理士（84）の事務所兼住宅で火事が発生した。約4時間後に消し止められたものの建物は全焼し、逃げ遅れた小林さんとみられる男性の遺体がみつかった。

4月28日
●集団食中毒の税大研修所食堂、3日間営業停止
税務大学校大阪研修所（大阪府枚方市）で研修生49人が救急搬送されたことについて、同市保健所は、黄色ブドウ球菌が検出されたため施設内食堂の食事を原因とする食中毒と断定し、委託先のコンパスグループ・ジャパン株式会社（東京都中央区）に対し施設内食堂
の3日間の営業停止を命じた。腹痛等を訴えた52人は全員、快方に向かっている。

●津市、課税明細書を再送
三重県津市資産税課は、今月発送した固定資産税・都市計画税の課税明細書75件に誤りがあったとして、おわびの文書とともに再送した。

5月5日
●ブリヂストンにタックスヘイブン対策税制適用、申告漏れ3億円
福岡国税局が、管轄内に工場がある株式会社ブリヂストン（東京都中央区）に税務調査を行い、令和2年12月期までの3年間で法人税等約3億円の申告漏れを指摘していたことがわかった。南アフリカの子会社が他国に設立した孫会社に対して行った無利子の貸付けについて、タックスヘイブン対策税制を適用し、利子相当分を収益とみなした上でブリヂストン社の所得と認定したという。同社は既に過少申告加算税等約1億円を納付している。

5月10日
●斜里町、観光船事故への支援窓口はふるさと納税
北海道斜里町は、知床半島沖での観光船沈没事故にまつわる寄付の申し出が数十件寄せられたとして、支援の際は各ふるさと納税サイトの「町長におまかせ」を利用するよう呼びかけた。寄付金は事故対応費用に充てられるという。