11月24日
●5,100万円脱税の疑いで不動産会社の実質経営者を逮捕
東京地検特捜部は、不動産会社のジャパンリース株式会社(東京都中央区)の実質的経営者・I容疑者(59)を、法人税法違反等の疑いで逮捕した。同社保有のマンションを売却する際、架空の業務委託料を計上等して、平成28年までの2年間に法人税約5,100万円を脱税した疑い。なおI容疑者は、平成25年にほけんの窓口グループ株式会社の元社長に消費税不正還付を指南したとして、逮捕・起訴されている。
●富裕層の申告漏れ、過去最高額
国税局が今年6月までの1年間に実施した所得税の税務調査で、富裕層の申告漏れ額が過去最高となる839億円(前年比72%増)に上ったことがわかった。追徴税額は238億円(同103%増)だった。
11月25日
●中地宏氏死去
元日本公認会計士協会会長の中地宏氏は、10月25日、敗血症のため死去した。90歳だった。
11月29日
●給付金詐欺グループの元国税職員に有罪判決
東京地裁は、国の持続化給付金300万円を詐取したとして詐欺罪に問われていた、東京国税局元職員・T被告(25)に対し、懲役3年・執行猶予5年とする判決を言い渡した。被告は大規模詐欺グループにて従属的立場にあり、確定申告書の作成を担っていた。