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税理士向けニュース記事

税の事件簿(4月26日~5月9日)

2023年05月15日
4月26日
●4,500万円脱税の疑いで大和高田のうなぎ会社と元社長を告発
大阪国税局は、法人税等約4,500万円を脱税したとして、生鮮食品(うなぎ等)加工業の有限会社うな源(奈良県大和高田市、既に破産)とM元社長(47)を、法人税法違反等の疑いで奈良地検に告発した。レジの現金を集計する際に一部を抜き取る等して、令和2年9月までの3年間に約1億8,000万円の所得を隠したとみられる。追徴税額は重加算税を含め約6,200万円で、修正申告はなされたものの大半が未納。同社は産地偽装問題により昨年1月より閉店・休業し、同年3月に破産している。

●性的暴行の疑いで都主税局職員を逮捕
警視庁赤羽署は、その日知り合った女性に性的暴行を加えた等として、東京都主税局主事・U容疑者(34)を、強制性交と建造物侵入の疑いで逮捕した。容疑者は容疑を一部否認している。

4月27日
●8,000万円脱税の疑いでいわき市の元生コン個人事業者を告発
仙台国税局は、約8,000万円を脱税したとして、無職・Y氏(48、福島県いわき市)を、所得税法違反等の疑いで福島地検に12月16日付で告発した。昨年5月まで個人で営んでいた生コンクリート運搬業にて、平成30~令和2年の所得約1億4,400万円を隠し所得税約5,100万円の納付を免れたほか、消費税等約2,900万円の納付も免れたとみられる。

●3,800万円脱税の疑いで甲府のシステムコンサル会社と代表を告発
東京国税局査察部は、約3,800万円を脱税したとして、情報システムコンサルティング業のエイチ・アイ・ワイ合同会社(山梨県甲府市)とT代表(49)を、法人税法違反の疑いで東京地検に告発した。いわゆる「つまみ申告」により令和4年3月までの3年間の売上の大半を申告せず、約1億5,700万円の所得を隠した疑い。既に修正申告と納税を済ませたという。同社はもともと東京都港区に本店を構えていたが、昨年9月に当局の査察を受けた後、甲府市に移転している。

●カチタス子会社にも消費税更正処分
株式会社カチタス(群馬県桐生市、東証プライム上場)の子会社・株式会社リプライス(愛知県名古屋市)は、名古屋中税務署より消費税等の更正及び加算税の賦課決定処分を通知されたと公表した。本件に関連して、カチタス社が同様の処分を不服として提訴した取消請求訴訟の第一審判決が、5月25日に下される。

4月28日
●不動産投資で不正還付の東京国税局職員を免職
東京国税局は、虚偽の確定申告を行い所得税約176万円の還付を不正に受けたとして、都内税務署に勤務する上席国税徴収官の男性(48)を、国家公務員法違反(信用失墜行為)で懲戒免職処分とした。平成29年~令和3年分の確定申告で、購入した投資用マンション2室について架空の経費を計上等したもの。追徴税額は重加算税を含め約236万円。

4月30日
●勝手に修正申告提出の名古屋国税職員を減給
名古屋国税局は、納税者の修正申告書を勝手に提出等したとして、静岡県内の税務署に勤務する男性職員(20代)を、減給10分の2・3か月の懲戒処分とした。昨年10月、税務調査の対象であった個人事業主が修正申告に応じなかったことから、説得できなかった事実が上司に露見するのを恐れ、個人事業主の名前・住所を記入した修正申告書作成し、税務署に提出したという。なおこの個人事業主は、問題発覚後に別の職員が改めて説明に訪れた後、修正申告した。

5月2日
●薬物逮捕歴隠匿の税関職員を懲戒
東京税関は、不正薬物に関する逮捕歴等を隠して採用されていた係員級の職員1名を懲戒免職とした。情報提供により発覚したもの。

5月3日
●5,850の宗教法人で源泉徴収漏れ報道
国税当局が昨年6月までの5年間で調査した宗教法人のうち、5,850法人で源泉所得税の徴収漏れがあったと大手新聞が報じた。追徴税額は加算税を含め45億円超。

5月4日
●給付金300万円詐欺の無職に有罪判決、税理士らと報酬分配
那覇地裁は、国の持続化給付金300万円を詐取したとして詐欺罪に問われていた無職の被告(27、神奈川県横浜市)の判決で、懲役2年6月・執行猶予4年を言い渡した。手数料等として得た報酬は、共犯の暴力団組員や税理士と分配していたもよう。

5月8日
●ススキノ給付金詐欺事件、税理士の無罪確定
札幌地検は、ススキノのメンズパブ店経営者と共謀し持続化給付金400万円を詐取したとして詐欺罪に問われていたO税理士(37)を無罪とした札幌地裁判決について、控訴しないと明らかにした。翌日、O税理士の無罪が確定した。