遺言に反する土地登記の抹消請求訴訟で、遺言執行者が敗訴
最高裁令和5年5月19日判決
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亡父が所有していた土地を母親と2分の1ずつ相続したものの、母親の死後に土地のすべてを第三者に譲渡してしまった。母親は他の子と孫に財産を相続・遺贈する旨の遺言を残していたため、遺言執行者が譲渡された土地の2分の1について抹消登記を請求。原審・東京高裁はこの訴えを認容した。しかし最高裁は、遺言で指定された相続人(子)・受遺者(孫)のうち相続人の分については、遺言執行者に抹消登記を求める訴えの原告適格はないと判断。原審の判断を一部覆す判断を下した。
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