6月21日
●1億5,800万円脱税で不動産取引会社と代表を起訴
東京地検特捜部は、不動産売買で得た利益を申告せず約1億5,800万円を脱税したとして、株式会社MATRIX(東京都中央区)を法人税法違反等の罪で起訴し、A代表取締役(78)を在宅起訴した。A代表は「事件屋」を自称し、土地の転売を繰り返していたという。
●9,800万円詐欺等で工事会社代表と税理士法人元事務員を起訴
大阪地検特捜部は、新型コロナ対策の融資制度を悪用し金融機関から9,800万円を詐取したとして逮捕されていた、建物修繕工事業・環境METHOD株式会社(大阪市)代表取締役のK容疑者(38)を詐欺罪で、税理士法人元事務員・O容疑者(53)を詐欺幇助罪で、それぞれ起訴した。
●9,100万円脱税の疑いで取手の太陽光発電事業団と会社役員を告発
関東信越国税局は、約9,100万円を脱税したとして、太陽光発電事業を行う一般財団法人地方創生復興事業団(茨城県取手市)と、会社役員・M容疑者(68、法人税法違反等の疑いで逮捕)を、水戸地検に告発した。
6月22日
●西川ゴム工業、海外子会社との取引に係る審査請求の棄却を公表
西川ゴム工業株式会社は6月22日、同社及び同社米国子会社に対して提起された米国ミシガン州東部地区連邦地裁における集団訴訟等について、同社が原告等との間で行った和解に基づき支払った和解金の相当部分につき、子会社が支払うべきものであったとの当局の見解に基づく課税処分に対して不服申立てを行っていたが、6月21日に審査請求を棄却する旨の裁決書を受領したと公表した。
6月23日
●徴収法違反のブラジル人派遣会社社長に有罪判決
前橋地裁は、滞納した税の差押えを逃れるため財産を隠したとして国税徴収法違反の罪に問われた、人材派遣会社(群馬県太田市)社長の男性(54、ブラジル国籍)に対し、懲役1年・執行猶予3年・罰金50万円の有罪判決を言い渡した。令和元年9月、群馬銀行の同社名義の預金口座からブラジル銀行の国内支店の男性名義口座に、2回に分けて計約5,000万円を移したもの。
6月26日
●窃盗容疑で自称会計士を逮捕
成田署は、ペットショップから犬1匹(販売価格26万円余)を万引きしたとして、自称・会計士の女性(36、エストニア国籍)を窃盗の疑いで逮捕した。
6月27日
●株売却益無申告で9,100万円脱税の疑い、小山市の無職を告発
関東信越国税局は、米国株の売却益を申告せず約9,100万円を脱税したとして、無職・M氏(58、栃木県小山市)を、所得税法違反の疑いで宇都宮地検に告発した。令和3年、20年以上保有していた米アップル社株を売却して得た所得約6億900万円を申告しなかったという。