結果説明なしの税務調査終了はやむを得なかったと判断
東京高裁令和4年8月25日判決
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税務調査担当者が調査結果の説明をしようとしたところ、納税者側の税理士が拒否し続けたため、結果説明なしに調査を切り上げ、更正処分等を行ったことは、適正な調査の終了手続に沿っておらず、処分の取消原因となるか否かが争われた。東京高裁は、納税者が調査結果の説明を受ける機会を自ら放棄したと評価されてもやむを得ないとした原審・東京地裁判決の判断を踏襲したものの、「調査手続が刑罰法規に触れ、公序良俗に反するなど重大な違法を帯びる場合に限り、取消原因がある」とする国側の主張は採用できないとした。
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