金融庁は8月31日、「令和6(2024)年度税制改正要望について」を公表した。主要な要望事項は下記のとおり。
1.「資産所得倍増プラン」及び「資産運用立国」の実現
・NISAの利便性向上等
・上場株式等の相続税に係る物納要件等の見直し
・金融所得課税の一体化
2.「世界・アジアの国際金融ハブ」としての国際金融センターの実現
・クロスボーダー投資の活性化に向けた租税条約等の手続きの見直し
・店頭デリバティブ取引の証拠金に係る利子の非課税措置の恒久化又は延長
・海外進出における支店/子会社形態の税制上のイコールフッティング
3.保険
・生命保険料控除制度の拡充
4.暗号資産
・第三者保有の暗号資産の期末時価評価課税に係る見直し