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税理士向けニュース記事

税の事件簿(11月29日~12月5日)

2023年12月08日
11月29日
●ニチリンに移転価格税制適用で3億円追徴
大阪国税局は、自動車用ホース等製造販売の株式会社ニチリン(神戸市、東証スタンダード上場)に税務調査の上、令和3年12月期までの4年間で約11億円の申告漏れを指摘した。ニチリンが海外子会社に販売したホース部品の代金等について、移転価格税制を適用したもの。追徴税額は約3億円とみられ、既に修正申告と納付を済ませたもよう。

●代金隠蔽で豊田市の工事会社と代表を起訴
名古屋地検特捜部は、法人税等8,000万円以上の滞納による差押えを免れるため取引先から支払われた工事代金等約7,500万円を隠蔽したとして、国税徴収法違反の罪で、土木・水道工事業の有限会社山商(愛知県豊田市、清算手続中)を11月27日付で起訴し、Y代表(82)を在宅起訴した。

●高知市、障害者支援委託料で消費税未払い
高知市は、社会福祉法人等に委託する障害者相談支援事業の委託料について、6年間で約5,500万円の消費税未払いがあったと公表した。

●牧之原市、障害者支援委託料で消費税未払い
静岡県牧之原市は、社会福祉法人等に委託する障害者相談支援事業の委託料について、約4,000万円の消費税未払いがあったと公表した。

11月30日
●浜松市、障害者支援委託料の消費税問題で意見書提出へ
静岡県浜松市議会は、全国各地の自治体が長年にわたり障害者相談支援事業の委託料を非課税扱いとし、10月の国の通知を機に委託先への消費税未納分の支払いや延滞税の追徴を求められている問題について、国が周知の機会を看過してきたとして、延滞税・過少申告加算税免除の統一見解を示すよう求める意見書を採択した。近く国に提出の見込み。

●旭川市の2イベントで210万円申告漏れ
北海道旭川市が運営に関わる2つのイベントについて、平成30~令和4年度で消費税・法人税等約210万円の申告漏れがあったことがわかった。インボイス登録のため税務署に相談した際、「旭川冬まつり」(例年2月)と「北の恵み食べマルシェ」(例年9月)への出店料の徴収で収益が発生していること等から納税義務がある旨、指摘を受けたもよう。

12月1日
●下田財務事務所、法人二税の不適切処理300件
静岡県は、下田財務事務所で、法人二税に関する不適切処理が、令和3年度~令和4年度にかけて307件あったと公表した。内訳は、事務の放置・遅延282件、不適切な書類の作成15件、課税誤り8件、私費による納付1件、期間制限による課税権消滅1件。これらはすべて1人の職員が担当しており、「周りに相談できず、どんどん溜まってしまった」等と話しているという。

12月2日
●月100時間以上残業させた疑いで鹿島の税理士を送検
武雄労基署(佐賀県)は、上限を超えて時間外労働をさせたとして、税理士の男性(50代、佐賀県鹿島市)を、労働基準法違反の疑いで書類送検した。2月1日~3月31日の間、女性の事務員4人に、1か月100時間以上、2か月平均80時間超(最長158時間45分)の時間外労働と休日労働をさせた疑い。4人の健康状態に影響はないという。佐賀県内で罰則付き時間外労働上限規制が適用されたのは、働き方改革関連法施行に伴う労基法改正後初のこと。

12月4日
●盗撮未遂で近江八幡税務署職員を逮捕
京都府警鉄道警察隊と下京署は、性的姿態撮影処罰法違反未遂(撮影)の疑いで、近江八幡税務署職員の男性(33、大阪府枚方市)を現行犯逮捕した。午前7時25分頃、JR京都駅のエスカレーターにて、高校生の女子生徒に対し、動画撮影状態のスマートフォンを入れたリュックを背後からスカート内に差し入れたもので、不審な動きを見つけた鉄道警察隊隊員が声かけ・確保した。男性職員は「盗撮したが、下着は映っていなかった」として、容疑を認めているという。

●竹原市、障害者支援委託料で消費税未払い
広島県竹原市は、社会福祉法人等に委託する障害者相談支援事業の委託料について、約1,100万円の消費税未払いがあったと公表した。

12月5日
●神戸製鋼所グループ会社役員らを詐欺罪で逮捕
奈良県警は、実在しない会社に架空の工事を発注したと偽り、会社から現金約1,780万円をだまし取ったとして、株式会社神戸製鋼所(神戸市中央区、東証プライム上場)の100%子会社であるコベルコ建機株式会社(東京都品川区)の元役員・I容疑者(66)と、その連結子会社の株式会社ササイナカムラ(奈良県大和郡山市)の元取締役・F容疑者(59)ら3人を詐欺罪で逮捕した。本件をめぐっては、今年7月に大阪国税局が約6億2,000万円の所得隠しを指摘している。

●2,900万円脱税の疑いで板橋の水道工事会社と代表を告発
東京国税局査察部は、約2,900万円を脱税したとして、給排水設備工事の東洋管工設備有限会社(東京都板橋区)とS代表(46)を、法人税法違反の疑いで東京地検に告発した。架空の外注費を計上したり、費用を水増ししたりする手法で、令和4年2月期までの3年間に約1億2,700万円の所得を隠した疑い。既に修正申告と本税の納付を済ませたという。

●高級酒1,500本転売の男に行政処分通知
大阪国税局は、高級ウイスキー等を無免許で継続販売したとして、酒税法違反で、無職の男性(20代)に、罰金相当額の納付を通告する行政処分を行った。男性は3年前、飲食店に酒を卸す業者を装って大阪市内の業者から「マッカラン」等計約1,500本(2,500万円相当)を購入し、買取業者に転売して利益を得ていた。

●下郷町、還付金横領の職員を免職
福島県下郷町は、固定資産税等の還付金16万9,200円を横領し、私的に流用したとして、町民課の男性主事補を懲戒免職にしたと公表した。全額が返還されたたことから、刑事告訴はしない方針。