1月17日

●石垣市、港湾事業で5,200万円申告漏れ

石垣税務署は、港湾施設事業を巡り、石垣市港湾課に消費税5,271万円の申告漏れを指摘した。追徴税額は779万円。特別会計で国・県補助事業を扱う場合、歳出で請負業者に工事費を支払う際は本来消費税を控除しないところ、職員の認識不足により令和2～3年度で控除されていたという。

1月19日

●金密輸・320万円脱税、ベトナム国籍の被告初公判

広島地裁福山支部で、金を不正に輸入しようとしたとして関税法違反・消費税法違反等の罪に問われた男性（32、住所不詳、ベトナム国籍）の初公判があり、男性は起訴内容を認め、結審した。何者かと共謀し、昨年11月、旅客機でベトナム・ハノイから台湾経由で広島空港に到着後、金約3.4キロ（3,200万円相当）をゴルフクラブのヘッドに偽装して密輸入し、消費税等約320万円の支払いを免れようとしたもの。判決は2月9日予定。

●900万円徴収漏れで日野町町長ら減給

鳥取県日野町の臨時議会は、令和元年5月～5年9月の間、町議14人への報酬に関わる源泉所得税で約900万円が徴収漏れとなった問題等を受け、町長ら3人を減給10％（1～2か月）とする条例案を可決した。

1月22日

●国税通知で飛騨学園理事長の私的流用発覚

学校法人飛騨学園（岐阜県高山市）は、運営資金数千万円を私的に流用したとして、Ｓ理事長（63）を解任した。先月、名古屋国税局からＳ理事長宛てに、重加算税等に関する通知が届き、問題化したもよう。

1月23日

●関西電力に12億円申告漏れ指摘

大阪国税局が、関西電力（大阪市北区）に税務調査のうえ、令和3年3月期までの2年間で約12億円の申告漏れを指摘したことがわかった。美浜原発3号機の特定重大事故等対処施設（テロ対策施設）の建設予定地の地盤の調査費用等約4億4,000万円を経費計上したことについて、施設は資産でありその取得費用は減価償却費に当たると判断したほか、単年度の経費として計上したソフトウエアの開発費等約7億5,000万円についても減価償却費に相当し複数年度に分けて計上すべきと判断したもよう。関電の広報室は、既に納付を済ませたとしている。

●松本氏代理人に税理士資格者の田代弁護士

週刊文春による性加害疑惑報道で活動休止中のお笑いタレント・松本人志氏（60）が文藝春秋社等を提訴したことに関連して、松本氏の代理人弁護士が田代政弘弁護士・税理士（八重洲総合法律事務所）であると報じられた。