ログインしていません。会員番号をお持ちの方は、ログインしてご利用下さい。

商品詳細

遺品整理・特殊清掃 開業・運営ガイドブック

遺品整理・特殊清掃 開業・運営ガイドブックの画像
  • 遺品整理・特殊清掃 開業・運営ガイドブックの画像1
注文番号 書籍
仕様 2024年2月刊
著者・編者 遺品整理・死後事務専門 行政書士 谷 茂 著
サイズ A5判
入り数 1(272ページ)冊
ISBN 9784539730089
定 価 2,860円 (本体価格:2,600円)
会員価格 ログインしてご確認ください
在庫状況 在庫あり

概要

孤立死・自死現場等で必要な知識、他の事業者・士業との提携、業務の流れや対応方法、注意点等がわかる!

高齢化社会が進むなか、遺品整理業の市場規模が拡大しています。また、近年は遺品整理だけでなく、孤独死や自殺などがあった部屋の原状回復のために消毒・消臭作業や害虫駆除等を行う特殊清掃を一緒に取り扱う事業者も増えています。
本書は、遺品整理・特殊清掃の事業を始めたい、すでに運営をしている事業者、士業などを対象に、遺品整理業に必要な知識や許可、他の事業者・士業との連携、業務の流れ等について解説するとともに、実務経験豊富な著者のトラブル・相談事例を多数掲載しています。


詳細

[目次]
第1章 遺品整理業を始めるための事前準備
1 遺品整理業を始めるにあたって必須の資格や許可・届出は必要ない
(1)一般廃棄物収集運搬業の許可
(2)産業廃棄物収集運搬業の許可
(3)古物商の許可
(4)一般貨物自動車運送事業許可・貨物軽自動車運送事業届出
(5)特殊清掃現場を取り扱ううえで必要な資格
(6)建設業の許可
2 遺品整理業を行ううえで必要な知識
(1)相続に関する基礎知識
(2)廃棄物処理に関する知識
(3)特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)
(4)古物に関する目利き
(5)清掃に関する知識
(6)賃貸物件における原状回復と非弁行為について
(7)特定商取引法
3 遺品整理業を行っていくうえで必要な提携先について
(1)遺品整理事業者
(2)一般廃棄物収集運搬許可事業者(必要に応じて産業廃棄物収集運搬許可事業者)
(3)運送事業者
(4)エアコン・ガス工事事業者
(5)古物商
(6)工務店等のリフォーム工事会社
(7)不動産会社
(8)解体工事事業者
(9)お寺や神社
(10)各種士業
4 遺品整理を始めるために必要な機材や設備について
(1)資材運搬用の車両
(2)梱包資材
(3)台車や養生の引っ越し作業に類する資材
(4)各種工具類
(5)一般的な清掃道具
(6)特殊清掃に使用する薬剤やオゾン発生器
(7)各種袋類
(8)保険の加入
5 遺品整理業のスタッフは人財
(1)臨時スタッフ
(2)小規模での開業の場合

第2章 遺品整理の依頼
1 遺品整理の依頼はどこからくるのか?
(1)遺品整理事業者と葬儀会社の関係
(2)紹介案件は紹介元の信頼を背負っている
(3)ホームページで自社の強みを見せることが受注への第一歩
(4)不動産会社や個人オーナーからの依頼について
(5)長く営業を続けている事業者ほどリピート依頼は大事になる
2 遺品整理業務の受注~完了までの流れ
(1)実際の遺品整理業務の流れ
3 自死や孤立死等の事故案件依頼の対応方法について
(1)相続放棄をするのかどうか
(2)事故案件特有の事前確認事項や注意事項
(3)合意書の作成を検討する
4 実際の遺品整理現場で起きるその他の注意点について
(1)処分品を近所の人に依頼者の許可なく渡してはいけない
(2)依頼者の「貴重品捜索は終わっている」という言葉を過信しない
(3)故人の日頃の生活や室内の様子だけで貴重品の有無を判断してはいけない
(4)お金が隠されている場所は様々
(5)古い家屋は床板踏み抜きに注意
(6)故人宛ての郵便物は転送されない
(7)刀剣類が出てきた場合

第3章 遺品整理のトラブル事例
1 遺品整理現場で起きる実際のトラブル事例
(1)遺骨の引取り拒否
(2)見積もり担当者と現場担当者が異なることで起きるトラブル
(3)特殊清掃現場のリフォームで起きるトラブル
2 悪質事業者・詐欺的事業者と呼ばれないために
(1)近年の逮捕事例
(2)遺品整理業で行われる悪質な行為・詐欺的な行為の代表例
(3)金銭面だけではない悪質事業者の実態
(4)遺品整理現場から見つかった金品の着服
(5)なぜこみ処理場で多額の現金が発見さる事件が相次ぐのか

第4章 相続業務を手掛ける士業視点からみた遺品整理業務
1 士業の立場から見た利用したくなる遺品整理事業者とは
(1)士業にとって遺品整理は遺産整理の第一歩
(2)遺品の確認は室内にあるうちに行ってもらいたい
(3)増加する死後事務に関する相談
(4)社会福祉協議会を中心とした死後事務委任契約の広まり

第5章 実際の遺品整理現場での参考事例や相談事例について
1 実際の遺品整理現場で起きた事例から学ぶ
(1)本人が知らないところで行った生前整理が生きる希望を失わせてしまった
(2)貸主側(管理会社)指定の遺品整理業者がいる場合
(3)事故物件ロンダリングは可能か
(4)相続放棄をする予定だが高価な大型家電や自動車が残されていた場合
(5)相続放棄をする予定だが葬儀は行ってもよいのか?
(6)遺族が相続放棄をしたら誰が遺品整理を行いその費用を負担するのか?
(7)相続人が相続放棄しているかどうかは貸主でも確認できる
(8)相続人の調査は貸主でもできる
(9)遺体の引取りすらしたくないという相談
(10)相続放棄と生命保険
(11)故人の実印は相続手続では必要ない
(12)遺品整理現場で見つかったお金は誰のもの?
(13)相続税の申告(修正申告)に注意

おわりに

コラム
・悪徳遺品整理事業者と呼ばれないためのポイント
・遺品を遺品整理事業者が買い取れば自社の廃棄物として処理してもよいのか?
・なぜ、賃貸物件の原状回復では新品のエアコンまで撤去しないといけないのか?
・一般廃棄物の許可事業者が多すぎてどこに頼めばよいのかがわからない
・ワンストップサービスについて
・遺品整理業開業にあたり店舗や倉庫は必要か
・遺品整理の生前予約と死後事務委任契約
・遺品整理事業者の見積もりで告知義務が発生する事故物件になるかどうかが変わる!?
・警察官すら抗うことができない遺品整理現場の闇
・死亡してから1か月後に届くAmazonの商品
・生命保険への加入状況は調査できる