特定技能制度の受入れ対象分野として追加を検討中の3分野に関する育成就労からの育成イメージが示されました
7月7日、第5回特定技能制度及び育成就労制度の基本方針及び分野別運用方針に関する有識者会議が開催され、特定技能制度の受入れ対象分野として追加を検討中の3分野に関する育成就労からの育成イメージが示されました。
特定技能制度は人手不足が深刻な業種を受入れ対象分野として設定することとされており、現在16分野が対象となっています。
この受入れ対象分野について、本会議の第3回(2025年5月20日開催)にて次の3分野の追加を検討する案が示され、いずれの分野においても、当該分野における人材確保および3年間の就労を通じて技能を修得させる人材育成の観点から、育成就労産業分野として設定するとの内容で検討が行われています。
●リネンサプライ
●物流倉庫
●資源循環
第5回では、各分野における3年間の育成就労期間における育成イメージおよび特定技能1号としての技能水準が示されました。
●リネンサプライ
育成イメージ:技能実習2号移行対象職種であるクリーニング職種(リネンサプライ仕上げ作業)と同様の育成・評価
特定技能1号の技能水準:仕上げ作業(機械投入作業、検品作業、結束・包装作業、機械操作作業、機械メンテナンス作業、仕上げ作業ラインの管理・指導作業)に従事できる(技能実習2号修了者と同様)
●物流倉庫
育成イメージ:新たに物流倉庫分野全般に係る必須業務を設定し育成・評価
特定技能1号の技能水準:保管庫内において、単独で、荷捌き場で荷降ろしや検品、流通加工など倉庫内における業務に一貫して従事できるようになる。
●資源循環
育成イメージ:業務区分全般に係る必須業務を設定し、育成・評価
特定技能1号の技能水準:指導者の指示を理解し、または自らの判断により、多種多様な廃棄物を基準に合わせて、「受入れ」、「選別」を行い、物理的・化学的または生物学的な手段により形態、外観、内容等を、設備を使って変化させて「処分」し、減容化・減量化・安定化・無害化して「搬出」するまでの一連の作業に「安全を確保」しつつ従事できる。また処分する「設備の保全」に従事できる。
詳細は、下記リンク先にてご確認ください。