一般健康診断の検査項目の追加等の検討に関する報告書案が示されました
12月17日、第11回労働安全衛生法に基づく一般健康診断の検査項目等に関する検討会が開催され、一般健康診断の検査項目の追加等の検討に関する報告書案が示されました。
次の項目に関する検討結果が示されています。
●眼底検査
●血清クレアチニン検査
●骨粗鬆症検査
●胸部エックス線検査
●心電図検査
●喀痰検査
●肝機能検査
それぞれ次のような内容となっています。
●眼底検査
→ 安衛法に基づく一般健康診断に眼底検査を追加することは困難
→ 一般健康診断の機会を活用した眼底検査の推奨等を行った上で、眼科受診に繋げる方策を検討する
●血清クレアチニン検査
→ 安衛法に基づく一般健康診断のうち、雇入時の健康診断、定期健康診断、特定業務の従事者健康診断、海外派遣労働者の健康診断に血清クレアチニン検査を追加することが適当
→ 40 歳未満の労働者については、医師が必要でないと認めるときは、省略することができることとする
●骨粗鬆症検査
→ 安衛法に基づく一般健康診断に骨粗鬆症検査を追加することは困難
→ 職場の健康診断実施強化月間、全国労働衛生週間の周知等の機会を捉えて、周知を行う
●胸部エックス線検査
→ 安衛法に基づく一般健康診断において実施することが適当
●心電図検査
→ 安衛法に基づく一般健康診断において実施することが適当
●喀痰検査
→ 安衛法に基づく一般健康診断(定期健康診断、特定業務従事者の健康診断、海外派遣労働者の健康診断)としての喀痰検査は廃止することが適当
●肝機能検査
→ 肝機能検査の対象としている酵素名を国際基準に一致させ、必要に応じ、新名称と旧名称を併記する等配慮を行うよう健診機関等に周知する
詳細は、下記リンク先にてご確認ください。