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商品詳細

企業ができる 不妊治療・不育症治療と就労の両立支援

企業ができる 不妊治療・不育症治療と就労の両立支援の画像
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注文番号 書籍
仕様 2025年11月刊
著者・編者 特定社会保険労務士 福島通子 著
サイズ A5判
入り数 1(216ページ)冊
ISBN 9784539731406
定 価 2,640円 (本体価格:2,400円)
会員価格 ログインしてご確認ください
在庫状況 在庫あり

概要

離職防止やモチベーション維持に役立つ!
両立のニーズに応えられる職場のつくり方を好事例とともに解説!

不妊治療・不育症治療と就労の両立支援に関する様々な取組みが広がってきましたが、現実的には従業員が希望する制度や施策を検討する企業はまだごく一部に限られ、やむなく両立をあきらめ雇用形態を変えたり、治療そのものをあきらめたりする従業員もいます。
本書は、企業がその規模や業種に関わらず、従業員の不妊治療・不育症治療と仕事の両立に対するニーズを把握し、制度を構築・運用する方法を様々な事例とともに解説します。
そのような職場づくりを実現することにより、労働力の確保やモチベーションアップの効果が期待できます。




詳細

[著者略歴]
特定社会保険労務士、厚生労働省「不妊治療のための休暇制度等環境整備事業」委員会委員

[目次]
第1章 不妊・不育症治療の基礎知識
1 不妊治療について
(1)不妊とは
(2)不妊の原因
 ① 女性側の原因
 ② 男性側の原因
(3)不妊治療の目安
 ① タイミング法
 ② 卵誘発法
 ③ 内視鏡手術
 ④ 人工授精
 ⑤ 生殖補助医療(体外受精、顕微授精)
2 不育症治療について
(1)不育症とは
(2)不育症の原因
(3)不育症の治療
(4)流産・死産した女性のケア
(5)流産・死産した場合の手続き等
3 不妊治療・不育症治療と仕事の両立支援の必要性
(1)少子化対策
(2)人材確保
(3)採用市場での魅力度
(4)次世代育成支援対策推進法に基づく「行動計画策定指針」の改正
(5)就業規則改定に関する社会保険労務士の関わり
4 調査による現場の声(当事者が求めるもの
(1)現場の声から見えてくるニーズ
(2)不安に思うこと
(3)職場に望むこと
(4)医学生の大学院教育との両立
5 両立できる環境づくりのために

第2章 具体的な制度・施策の検討・設計
1 制度・施策の検討
(1)導入の意義
(2)制度設計から見直しまでのステップ
2 具体的な取組事例
(1)取組事例
 ① 柔軟な休暇制度(年次有給休暇以外の休暇制度)
 ② 半日単位・時間単位の休暇制度
 ③ フレックスタイム制
 ④ テレワーク(在宅勤務)
 ⑤ 時差出勤
 ⑥ 所定外労働の制限
 ⑦ 短時間勤務
 ⑧ 研修、教育、啓蒙活動
 ⑨ 相談体制その他福利厚生など
 ⑩ 休職制度
 ⑪ その他の制度
(2)不育症に関する相談対応の重要性
3 小規模事業所でもできること(事例)
(1)小規模事業所では事業主の考え方が大事
(2)具体的な取組み
(3)地域を巻き込んだお互い様精神の醸成
4 各制度の導入にあたっての留意点
5 制度の運用と見直し
(1)制度の運用の前に
 ① 意識啓発
 ② ハラスメントのない職場づくりについて周知
 ③ プライバシーの保護
(2)相談対応について
(3)PDCAサイクルの「Check」

第3章 ハラスメント予防
1 職場における妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント
(1)マタニティハラスメント・パタニティハラスメントを取り巻く現状
(2)それぞれの法律が対象とする制度・措置について
 ① 世代間の価値観の相違により起こるもの
 ② 不公平感からくる妊娠・出産・育児、治療等をしている従業員への嫌がらせ
 ③ 妊娠・出産・育児、治療等への理解がなく、労働負荷を強いる行動
 ④ 妊娠・出産・育児、治療等をしている従業員を排除したがる職場風土
(3)マタニティハラスメントの要因
(4)プレ・マタニティハラスメント
(5)マタニティハラスメント等に関する実態調査から傾向を知る
(6)事業主が職場における妊娠、出産等に関する言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等について
(7)不利益取扱いの禁止
(8)不利益取扱いか否かの判断
(9)不妊治療に対する否定的な言動もハラスメント
2 ハラスメント防止措置
(1)ハラスメントの防止措置の手順と方法
3 マタニティハラスメントを発生させない体制づくり
(1)不利益取扱いの具体例
(2)ハラスメント窓口の設置
(3)業務体制の整備など考慮すべき措置
(4)妊娠を受けてからの段取り
4 効果的な研修

第4章 不妊治療をする側の病院の取組み
1 不妊外来の開設
(1)クラウドファンディングを立ち上げるに至った背景と目的について
(2)かかわった職員
(3)今日までの流れ
(4)課題や問題点はなかったか
(5)生殖補助医療を開始して、地域における病院の役割をどのように感じているか
(6)これから同様のことを目指す医療機関が出てきた場合のアドバイス
2 プレコンセプションケアについて
(1)プレコンセプションケアとは
(2)プレコンセプションケアセンター(国立研究開発法人 国立成育医療研究センター)

第5章 こんなときどうする?Q&A